※このページは、土の塾の参加を迷っている方や土の塾ってどのような研修なんだろうと思っている方のために、参加頂いた塾生の感想などを掲載したページです。このページをぜひ参考にしていただき、多くの方々の塾生の参加をお待ちしています。
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令和5年度参加者:大学生・男性
「土の塾」前期を終えて感想について書きたいと思います。
僕は前期の3日間、地域おこし協力隊の吉川さんのところで実習などをさせていただきました。
実習では、主に除草や収穫をさせていただきした。また、収穫した梨を角田市の道の駅の直売所に出荷もしました。
僕は農業高校を卒業していますが、流通の部分を見たことがなかったので、個数の設定や周りの農家の料金を見て金額を考えるなどをしていて、とても新鮮な体験となりました。
梨の管理や出荷以外にも、売り物にならなかった梨をお世話になっている畜産業を営んでいる方のところへ持っていったり、農業系の機器を直してくれる車屋さんへ訪れたりなど、地域の方々との交流を見させていただいて、農業の外側にも大切な部分があると実感しました。
夏の猛暑ということもあり、早朝や15時すぎなど、比較的すずしい時間で作業をしていたため、空いている時間で市立の堆肥工場施設の見学などをさせていただきました。
前期実習最終日では、吉川さんがお世話になっている地主さんのお孫さん2人と梨の収穫体験の手伝いもさせていただき、今後の農家が収益を得るためには、どのよう行動をとることが大切かなど、大学の授業では学ぶことがないであろう問題についても学ぶことができました。
意見交換会では、様々な農家の方のお話をきかせていただき、考え方など自分にはないものの話を聞くのは勉強になり、楽しい時間となりました。
後期の実習も様々なものと吸収できるよう努力していきます。
令和5年度参加者:大学生・女性
私は最初、祖母が小規模ではあるものの稲作をしており、地域の人に配ったり、逆に色々な果物や缶詰などを貰って関わりを大事にしていたことが幼少期から印象に残っていました。そのため、私も卒業後は働きながら兼業として稲作をし、祖母が築いてきた人脈を大切にしようと考えていました。ゼミの先生に話をしたところ、時期的に仕事が少ないが、その分稲作以外の農業にも関わり見識を深めることも良い経験になると考え角田に来ましたが、実際に関わったことがないため、とても緊張していました。
農業研修初日は、梨農家の吉川さんとともに朝6時から草刈りを始め、朝食後にまた草刈り、その後2時ごろまで休憩をしながら近くを周り、人が手と付けず荒廃した梨畑と逆にしっかりと手入れが行き届いている梨畑とを比較したり、田んぼアートを見たりしました。その後出た草刈りに戻り、一日目が終了しました。
早朝に起きたこともありすごく眠く、疲れました。農業は自分のタイミングでできる、やめて何年も経っていると地主さんはやり方に口を出してくることもないと吉川さんは言っており、広い面積で人がまだ開拓していない場所だったことから決めたと聞きましたが、私はたった一日で既にとても疲れました。自分の時間といえど自由な時間は限られていますし、新規参入の場合は経験者に教えてもらえない。広い場所を一人で管理するのは大変だと正直思いました。
二日目は米農家の面川さんの指示のもと、米の出荷を習いました。9時集合の後、きっちりと量りながら米を小さな5kgの袋に詰める作業を行いました。10時半頃に車に乗り30kgの米をトラックに乗せ輸送するため正方形の板の上に7段ほど話み重ね、その後昼食前まで米ぬかを同じ量袋にまとめ縛りました。2時半頃から午前中の続きとして米袋に米を分け、出荷できるようにダンボールに入れ通信案内とともに封をしました。その後社長に話を聞きながら現実的なお金の話や農業への関わり方など助言をいただきました。
屋内作業だったこともあり、初日より日差しに体力を奪われることはありませんでしたが、30kgの袋を7段までつみ重ねるのは、だんだん上に上がるたびに辛くなり大変でした。社長のお話は現実的に厳しい分、学ぶことが多かったです。本当に良い経験になりました。後期も精一杯頑張りたいです。
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