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角田市農業振興公社  〒981-1505 宮城県角田市角田字大坊41
角田農業振興公社
 

農業体験交流の声~平成20年緑ヶ丘小卒業生より②~

緑ヶ丘小学校の卒業生から、当時の思い出や現在の思いなどの声が寄せられましたので、ご紹介いたします。

☆☆写真は今回寄せられた卒業生が、当時体験した時に撮影した集合写真です。写真をクリックすると拡大できます。☆☆

目黒区緑ヶ丘小学校 平成18年度交流児童
☆☆写真は今回寄せられた卒業生が、当時体験した時に共同学習田に立てた看板の写真です。写真をクリックすると拡大できます。☆☆

<下記は寄せられた卒業生の原文です>


 僕の自身の人格形成に深く影響した経験として大きく分けて2度行われた角田での「農業体験学習」が上げられます。
 1度目は、僕が小学5年生の時に経験した、春と秋の2部にて構成され行われた農業体験です。緑ヶ丘小学校の学校行事として、春は田植え、秋には稲刈を体験させて頂きました。小学生であったにも関わらず、自分の植えた苗が成長し、育った稲を自分の手で刈り取るという行為を経て、更にはそれを精米して東京へ持ち帰るという経験は非常に感動的に感じた記憶があります。また、秋の稲刈と同時に行われたホームスティでは角田市立北郷小学校の皆様のお宅に宿泊させて頂き、角田の皆様の暖かい心に触れ、貴重な体験をさせて頂きました。東京に帰ることになる最終日には角田市が大好きになっていました。
 2度目は、僕が大学2年の時に小学校の同級生のお母さんに誘って頂いて参加することになった農業体験でした。自分自身少し大人になり、自分の意見や感情をしっかりと意識する事が出来る状態での参加となりまして、震災以降角田市と目黒区間の交流が滞っているという現状に深く考えさせられました。震災からもう6年という歳月が流れたというのに都会の人間は「東北の大気は危険だ」、「東北で収穫された野菜は危険だ」というレッテルを貼り続けているのが現状です。ですが、実際に角田という地に再び訪れると、小学校の頃に来た時と何も変わらない角田が僕を迎えてくれました。広大な自然、美味しい食材、綺麗な水、澄んだ空気そして何より角田の方々の暖かい心に触れ、小学生時代に感じた神秘的な感情を再び感じる事ができました。
 小学校時代という人格の根本的な部分が出来上がるであろう時期にあんなにも素晴らしい場所、人々との交流をさせて頂く事はその後の人生に必ずプラスになると思います。小学校行事として無くすべきではないと思います。同時にあの場所を根付けた文化を都会からも支援し守っていくべきだと思いました。一刻も早く緑ヶ丘小と角田市北郷小における農業体験学習が行事として復活しその橋渡しになる事を切に願っています。
目黒区立緑ヶ丘小学校 平成20年3月卒業 男性


原本のPDF版は下記のURLに掲載しています。お手数ですがご覧いただく場合は下記のURLをクリックしてご覧ください。

http://www.kakunou.or.jp/pdf/taiken/taiken01.pdf

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