自立と共生

角田のイチゴ

イチゴは、子供から若い女性、そしてお年寄りまで人気の高い果物がいちごです。さらに、その形と色から深紅のダイヤモンドと称され、多くの人々から親しまれています。
 角田のイチゴは、ほとんどが生協出荷です。宮城県認証制度による減農薬減化学栽培の認証を受けており、開花後の使用農薬と回数を制限しています。さらに熟度を上げ収穫し、市場品と比べて糖度とコクが違います。
 そのような安全性とおいしさを追求した角田のイチゴについて、イチゴ農家の天野さんにご協力をいただき、イチゴ栽培を追ってみます。

2002.7.2
○太陽熱による土壌消毒

9月上旬に定植予定のイチゴハウス内の土を、ビニールを被せ、太陽熱により土壌消毒をしているところです。土壌消毒には、農薬等は使わずに、自然の力を利用しています。6月中旬から8月上旬まで行います。

2002.7.2
○イチゴ育苗ハウス内

親株からランナーが発生し、子苗が発生している状況です。
品種は、とちおとめ。

2002.7.2
○子苗をポットに仮植中

親株から発生したランナーから出てきた子苗を1つ1つ丁寧に手作業で、直径6cm程度のポットに仮植作業中です。
今年は、21,000株の子苗を育苗とのことです。

2002.7.2
○ポットに仮植えした様子


2002.7.2

ポットに仮植した子苗の葉っぱを手作業で、むしりとっているところです。
これは、ポットの子苗に「かん水」「防除効率」「遮光性」を良くするための作業です。

2002.7.22(月)

太陽熱消毒中のいちごハウス内の地温43℃。

2002.7.22(月)

育苗ハウスの様子。

2002.7.25(木)

ランナーから切り離し、苗取り作業中です。

2002.7.25(木)

約2万株の子苗を、1つ1つ丁寧に、手作業で苗取り作業を行います。

2002.7.25(木)

赤点線で囲んだ子苗ポット。親株から発生した子株。右から一郎、二郎、三郎の子苗。

2002.7.25(木)

子苗取り作業終了。

2002.8.5

2002.8.1に親株から遮断された子株を夜冷育苗施設内に入れ、花芽を分化させる作業を行います。
1日8時間太陽にあて、8時間経過したら、ハウスを遮光し、夜は、ハウス内の温度を16℃程度にするそうです。
これは、いちごの子株に人工的に秋が来たと思わせ、花芽を分化させます。

2002.8.5

夜冷育苗施設内の子株苗の様子。

2002.8.5

夜、育苗ハウス内に冷気を吹き込む機械。
このポンプから冷気が噴きだします。

2002.8.5

夜冷育苗ハウス内様子。

2002.8.5

8月上旬まで太陽熱消毒を行われた土は、土壌改良剤等を混ぜて耕し、9月定植に向けて、育苗と同時に土作りも行われます。
写真は2回耕運。7回程度耕運をおこなったら、いちごのベッドをつくり、定植作業に入るそうです。

2002.8.22

耕運作業終了後、うね立て作業が始まります。
いちご栽培で唯一の機械作業だそうです。

2002.8.22

うね立て作業開始

2002.8.22

「パタパタ整形機」と言われる機械でうね立てしています。

2002.8.22

まもなくいちごの土台作りが終了。

2002.8.22

いちごのベッドの最後の仕上げ。

2002.8.22

いちご育苗状況。9月上旬定植予定です。

2002.9.2

夜冷育苗施設で大事に育てられたいちごの苗を運び出し、いよいよ定植です。
いちごの定植は9月1日から開始したそうです。

2002.9.2

いちごの苗は花芽が出来ているかどうか、8月27日に大河原地域農業改良普及センターに苗を持っていき、検査してもらうそうです。

2002.9.2

いちごの花芽は、人間に例えるならば、妊娠3ヶ月の状態のようなものだそうです。

2002.9.2

13棟のハウスに約21,000本のいちごの苗が定植され、約1週間程度の作業日数がかかるそうです。

2002.9.2

定植後は、10月にマルチをかけるまで、ほぼ毎日みずかけ作業を行うそうです。冬の寒さ等に耐えられるように根の量を殖やしていくそうです。

2002.9.20

定植後のいちご苗の状況その1

2002.9.20

定植後のいちご苗の状況その2

2002.10.8

いちごハウスのビニールの張替作業その1いちごハウスのビニールの張替作業中です。
天野さんのところでは、毎年新しいビニールを張替えるそうです。

2002.10.8

いちごハウスのビニールの張替作業その2天野さんがハウスの上に乗りながら張替えています。

2002.10.8

いちごハウスのビニールの張替作業その31棟当たりの約5分程度でビニールをかけています。とても手際の良い作業でした。

2002.10.8

いちごハウスのビニールの張替作業その4パイプとビニールをストッパーで止めています。

2002.10.8

いちごハウスのビニールの張替作業その5

2002.10.8

いちごハウスのビニールの張替作業その6 張替え作業ほぼ終了。

2002.10.8

いちごの苗の状況 その1

2002.10.8

いちごの苗の状況 その2

2002.10.8

いちごの苗の状況 その3
定植後、一部の苗に萎黄病(いおうびょう)が初めて発生したそうです。この病気は、いちごの3枚の葉のうち、1~2枚の葉が小さくなり、被害を受けた株は萎縮して生育不良となり、最後にはすっかり枯れてしまいます。天野さん曰く「今年の苗の出来は70点。いちごづくりは難しいから、おもしろい」。

2002.10.16

マルチング作業が始まります。

2002.10.16

マルチング作業の前に潅水チューブを整えているところです。

2002.10.16

マルチング作業開始。マルチは、土からの水分蒸発を防いだり、雑草を抑えたり、地温を上げるために使用します。

2002.10.16

マルチング作業
天野さんのところでは、今年から「抗菌作用のある減農薬栽培型マルチ」を使用したとのこと。
値段にして今までの2倍となったそうですが、「より安全な農作物を栽培するため」に使用したそうです。

2002.10.16

マルチで表面を覆った後、次に、いちごの苗を取り出す作業を行います。苗を折らないように、ていねいに取り出します。

2002.10.16

苗の取り出し作業中

2002.10.16

マルチ作業、苗の取り出し作業終了。
1棟約1時間かかります。

2002.11.18

マルチング作業後、約1ヶ月後の状況です。
いちごの白い花が咲き、小さい青い果実がなっています。

2002.11.18

いちごは、春の高温・日が長くなって、開花・結実しますので、これからの寒い冬に向かって、気温が下がり、日が短くなるので、ハウスの被覆も二重にし、日照時間を長くするため、電照もおこないます。

2002.11.18

いちごの白い花とまだ青い果実です。
天野さんのところでは、11月25日にいちごの初出荷の予定で、後1週間程度で赤く色づいた「完熟いちご」が見られます。

2002.11.18

野ネズミ被害にあったところです。

2002.11.18

来年、再来年のいちごの苗の準備のため、いちごの親株を育てているところです。

2002.11.18

ハウスの中に、ミツバチの巣箱があります。

2002.11.18

ハチの巣箱は、いちごの受粉を助けるために置かれています。

2002.11.18

いちごの花にミツバチがとまっています。

2002.11.20(午後5時45分)

ハウスの中のぼんやりとした明かりがみえます。

2002.11.20

このハウスは午後5時30分から午後9時まで電球の明かりを灯し、日照時間を長くしています。
11月4日から電照を行っています。

2002.11.20

いちごの様子です。
天野さんの所では、11月25日に初出荷するそうです。

2002.11.25

今日は、天野さんのいちごの初出荷の日です。6:30から収穫作業を始めたそうです。
朝早くから作業を始めるのは、朝のうちだと実が硬いので、手でさわっても傷みが少ないためです。

2002.11.25

完熟したいちごがなっています。

2002.11.25

1つ1つ丁寧にいちごを摘んでいます。

2002.11.25

真っ赤完熟したいちごが、箱いっぱいになってきました。

2002.11.25

腰をかがめての収穫作業なので、腰にかなり負担がかかります。

2002.12.15

選別、パック詰め作業中です。

2002.12.15

規格が、大・中・小・B・C・D等9種類程度の規格があるそうです。

2002.12.15

パック詰め終了。
天野さん夫婦、お疲れさまです。