自立と共生

角田の大豆

 大豆は「畑の肉」といわれるほど、たんぱく質が豊富な作物です。食卓には、みそ、しょうゆ、豆腐、納豆など、数多くの大豆加工食品があります。角田市では、生産調整(いわゆる減反)を実施した水田で大豆の栽培が約500haほど行われています。
 煮豆などに使われるミヤギシロメやタンレイ、豆腐や味噌に使われるあやこがね、豆腐用大豆として使われるコスズなどが主な生産品種です。

角田のおいしい大豆栽培作業

大豆栽培は6月~11月と約6ヶ月の期間を要します。そして花が咲くまでは水に弱く、実が付く頃には水を必要とし、実が付き終わると水を必要としない。なかなか手のかかる作物です。
水稲を栽培している田んぼの土質は酸性です。大豆の栽培に適した土質に改善するため、土壌改良資材(石灰や石灰窒素等)や地力向上のために堆肥をほ場に散布します。

播種前には田んぼの土をできるだけ乾燥させるように耕起し、写真のように明きょを施工するほか、弾丸暗渠を施工して排水性を高めます。

 いよいよ播種作業です。作業効率と適正な播種量のために、トラクターとロータリーシーダーを使用しています。このロータリーシーダーを使用すると耕起、播種、施肥の作業を一度にできる機械です。
トラクター後部についているロータリーで耕起しながら、ポッドに入っている大豆種子と大豆専用肥料を標準量でほ場に播いていきます。

角田の大豆栽培では、農薬をできるだけ使用しない農法を取り入れています。よって除草剤は使用しないようにしています。
この作業は中耕・培土作業です。畝の間に生えてくる雑草を抑制し、大豆の根張りを良くするために行います。また、排水性も向上される効果もあります。
昔から「大豆は培土で採る」と言われるほど、非常に重要な作業です。6月~8月の非常に暑い時期に、この作業を平均3回は実施します。
大豆の栽培で唯一農薬を使用しなければならないのが、この病害虫防除作業です。
指導により推奨された薬剤を散布して、マメクイガやカメムシなどの害虫から大事に育てた大豆を守るために行います。

稲刈りもすっかり終わった10月~11月に大豆の刈り取りが行われます。
大豆専用のコンバインで刈り取っていきます。
朝露が降りる時期ですので、作業は午前10時くらいから夕方6時くらいまでの時間帯で行います。