お答えします
Q&A

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Q1 宮城県なのに、なぜ[あぶくま農学校]なの?

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【A】角田も古くから「あぶくまの里」と言われているまちです。角田市は阿武隈川の下流部にある盆地。まちの真ん中を阿武隈川が曲がりくねって流れています。むかし幾度となく氾濫を起こした阿武隈川。そのたびに上流から運ばれてきた土砂が長い年月をかけてこの角田に堆積して、栄養分が豊富に含まれた農業に最適な土地となったのです。ですから「阿武隈川」は角田の歴史そのものなのです。

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Q2 [あぶくま農学校]はどうしてできたの?

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【A】これからは農業が大きく変わります。このままでは農業をやる人が少なくなり大変なことになるとの思いから、角田の農業者や農業に関わる人たちが集まって、みんなで知恵を出し合い、新しい農業を考え、それを実践し、また角田の農業を受け継いでくれる人たちを育てていく場として、農業者が中心となって平成12年に設立されました。

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Q3 [あぶくま農学校]では 何をしているの?

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【A】大きく分けて三つの活動をしています。一つ目は「食農学習の里づくり」。生きることの最も基本的な要素である「食」と、それを支える「農業」についての大切さを伝えるために目黒区との交流のほか様々な社会貢献や国際交流活動を行っています。二つ目は「自立農業塾」。角田農業の次代を担う人たちの学習と人格形成に資する「風の塾」と、新しく農業をはじめたい人や関心を持つ人に、農業の基礎から本格的な技術まで体験できる「土の塾」。プロの農業経営者によるビジネスモデルづくりを目指す「農業経営実践塾」があります。三つ目は、都会で生活する人たちとあぶくま農学校を結ぶ「ウェブマガジン」の発行。農学校の活動はもちろん、農業者と生活者の垣根をなくし、生産現場にも生活者が関わられることを願っています。

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Q4 目黒との交流って?

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【A】歴史的な深いつながりがあった東京都目黒区民と角田市民の交流が行われています。特に「先祖が同じ」という縁で、相互援助協定が結ばれており、災害が発生した時に食糧・生活必需品、応急対策資材などを援助しあうことになっています。区内の小学校に作った小さな田んぼで米づくりの指導をしたり、春と秋には食農学習の一環として、小学校間で交流をしながら角田の田んぼで田植えや稲刈りなどの体験学習、夏休みには目黒の子どもたちが角田の農家にホームステイをしながら農村を体験する事業を続けています。また、角田の小学生が目黒で都会生活を体験したりもしています。さらに、目黒区民まつりや農業まつりでの交流も行われています。

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Q5 社会貢献ってどんなことをしているの?

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【A】目黒区内の小学生と地元の小学生に「体験農業学習」を通じた「食農教育」を支援し、子どもたちが作物を「育て、収穫する」という農業の現場を体験することで、生産の喜びを知るとともに、食の大切さを学んでいます。

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Q6 国際交流ってどんなことをしているの?

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【A】1990年に角田で行った「アジアモンスーン稲作農民炉ばたまつり」がきっかけとなってタイ国のイサーン地方の農村と交流が始まりました。イサーンへの支援事業も実を結び交流の輪はタイ国以外にも広がりました。今では、アジアだけではなく、JICA(国際協力機構)と連携しながら、農業研修のため日本に滞在している世界の人々をホームステイで受け入れ、農業の現場実習を兼ね調査活動への協力等もしています。

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Q7 [風の塾]って何を勉強するの?

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【A】あぶくま農学校の希望(理念)を引き継ぎながら、農業に対する姿勢や社会、経済、文化など幅広いテーマと人間関係について勉強します。1期3年間、自主的な勉強が基本で、テーマは塾生が話し合って決めています。

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Q8 [風の塾]の先生ってどんな人?

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【A】あぶくま農学校に参画している百姓先生をはじめ、大学教授や有名企業の経営者など異業種の人たちを先生に招いて、様々な分野・視点から「食と農業」に関する見識を広め、農業を多面的にとらえるための勉強をしています。

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Q9 [風の塾]の塾生はどんな人?

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【A】角田の農業を担う、熱意と意欲を持って農業に取り組んでいる人たちが参加しています。塾生との意見交換、先生方による研修、そして、自主的な運営を通して専門的な農業技術だけでなく、より見識を広め人間性も豊かな農業経営者を目指しています。

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Q10 [土の塾]って何を勉強するの?

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【A】農業の基本的な知識や農業技術について、プロの百姓先生のもとで体験しながら勉強します。普段はあまり見る機会のない農畜産物の生産現場で、農家の方々から直接お話を聞いたり、家畜の世話や収穫の手伝いなど様々な農作業を体験して農業への理解を深めます。毎年1回、8月に開講しています。

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Q11 [土の塾]の先生ってどんな人?

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【A】稲作、野菜、畜産、果樹、花卉などを営む地域の専業農家の人たちで、百姓先生と呼ばれるプロの農業者です。

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Q12 [土の塾]の塾生はどんな人?

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【A】これから農業を始めたいという人たちと農業に関心のある若者や学生(主に農業関係)などが毎年全国から入塾しています。百姓先生のもとで「見て」「聴いて」「体験する」事で「いのちを守る農業」や「食の大切さ」の意味を理解し、農業に対する関心をより深めています。

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Q13 [風の塾]や[土の塾]の成果は?

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【A】「風の塾」は現在2期目で地元農家の後継者16人がスローフードをテーマに勉強しています。海外での研修と卒塾フォーラムを相互啓発の場として卒業します。その後は自立した農業経営体をめざし意欲的に取り組んでいきます。「土の塾」はこれまで全国から80名が学んでいます。

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Q14 [風の塾]や[土の塾]の今後は?

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【A】「風の塾」は、あぶくま農学校の希望(理念)を継承しながら、プロの農業者として必要な経営管理のノウハウや技術の修得など、資質向上のための研修システムの整備と「自立と共生」をテーマに新しい地域農業づくりを目指します。「土の塾」は、新しく農業を始めたい人や関心のある人へ、角田の「いのちを守る農業」を紹介しながら、体験や学習を通し農業の現場を広く知ってもらいたいと思います。今後もインターネットなどを活用して塾生を募集していきます。

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Q15 自立と共生ってなんですか?

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【A】農業の自由化に向けて政策が大きく変わりました。自由ということは、単に農産物を作るだけの生産者ではなく、生産から販売まで全ての責任を持つということになります。それを有して初めて「自立した農業経営者」と言えます。「食」は生きていく上での源です。「食」に関わることは生きる人全てに共通するものです。自立した農業経営者が、地域の人たちと協力して、消費者である生活者の声を活かし、お互いの信頼関係を築いていくことが重要になります。農業者と生活者の相互の信頼関係のもと、共に新しい農業のかたちをつくっていかなければならないと考えています。

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Q16 いのちを守る農業ってどういうこと?

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【A】人や動物はもちろん、植物や穀物などの生物は食べ物や土などから体内に栄養分を吸収して成長します。過度の農薬や化学肥料の使用は少なからず環境や様々な生物にも負荷を与え、場合によっては人体の健康にもその影響が懸念されるものです。私たちは、いのちを守る農業を自然環境にもきちんと配慮した農業であると考えています。減農薬・減化学肥料栽培や安全性の高い農業資材の使用を心掛け、また、それらの栽培を可能とする完熟堆肥や有機質肥料を使った土づくりを基本とした農業です。

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Q17 土づくりはどういうふうにしているのか?

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【A】田んぼや畑は土が基本です。角田はもともと阿武隈川の氾濫が多かったところで、そのたびに上流からの土砂が堆積して、栄養分豊富な土地が形成されました。この肥沃な土には数百億もの微生物が生きています。土の中の微生物がいつも元気で生きられるよう完熟した堆肥をたくさん入れ、また農薬などをあまり使わないようにしています。

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Q18 どんな農産物があるの?

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【A】角田で一番有名なのは、有機質肥料で栽培された美味しくて、評判のよい「ひとめぼれ」を始めとする「まなむすめ」や「コシヒカリ」「キヌヒカリ」というお米があります。その他には、長いもやブロッコリー、イチゴ、トマト、しいたけ、ナシ、リンゴ、大豆など沢山の農産物があります。どれも減農薬・減化学肥料で栽培され、安全で安心できる農産物です。

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Q19 農産物の加工品はあるの?

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【A】一番有名な加工品は「梅干し」。自家農園で栽培された青梅を赤シソと国産の食塩を使った昔ながらの伝統的な製法でつくった手づくりの梅干しで、朝日農業賞を受賞した「こだわりの梅干し」です。その他には、角田産の小粒大豆を使った「あぶくま納豆」などがありますが、これからはあぶくま農学校の「麦わら帽子」のついた農産物や加工品が、続々とお目見えします。

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Q20 [麦わら帽子]のマークって?

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【A】「麦わら帽子」は、あぶくま農学校のシンボルマークであり、「自立と共生」「いのちを守る農業」という基本理念を表した信頼の証です。このマークは、あぶくま農学校ブランド使用制度に基づき、その使用が認められた人にのみ使用承認証が交付されます。言わば「自立心のある人、農業に誇りを持っている人であるという信頼の保証書」です。生産者一人ひとりがこだわりを持って丹念につくりあげた農産物・農産加工品につけられた「麦わら帽子」のマークは、安全で安心な食品なのです。

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Q21 基本理念って何?

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【A】本誌1頁(基本理念)に書かれているようにあぶくま農学校の信念や希望のことです。あぶくま農学校運営のためのすべての事項に関しての基本的な考え方、つまりこの事業のためには必ず守ると決めたことです。

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Q22 [学校使命]って?

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【A】本誌2頁(学校使命)に書かれているように、あぶくま農学校の果たすべき役割のことです。※社会において果たすべき役割(社会に対して)※産業として果たすべき役割(業界の一員として)※学校として果たすべき役割(学校として塾生、生活者へ)など、基本理念よりは具体的となります。構成員(先生や生産者など)の持つ使命感(使命観)のスタート地点となります。

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Q23 どんな分野で活動するの?

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【A】安全で安心できる農産物を安定して供給するため、生産や農産加工、販売などを行います。また地域の農業を活性化するため、食や農に関わる事業全般の企画や運営を行います。さらに、あぶくま農学校ブランドづくりや、それを正しく使うための基準や承認の方法、ブランドを守るために必要な管理などを行います。

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Q24 どのように行動するの?

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【A】あぶくま農学校では、安全で安心できる農産物をつくるため環境に優しい土づくりをしています。自信のもてる農産物だけを販売し、お問い合わせやクレームなどにも責任をもって対応します。さらに新たな商品の開発に取り組みます。こうした特徴や情報価値を伝え、信頼と愛着をもっていただき、信頼される産地を目指します。